果実味と樽のバランスが光る1本
輝くようなルビー色、黒い果実のはじける香りが広がります。
口の中では力強く濃縮されていて、しっかりした骨格が感じられます。
新樽率50%、12ヶ月間の樽熟成から醸し出される樽感と、果実味とのバランスがよく取れた素晴らしいワインです。
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ソシエテ・シヴェィル・ギーヤール / S.C.Guillard
ジュヴレ・シャンベルタンのみ手掛ける小規模生産。
1952年に立ち上げたドメーヌで、人生の全てをワイン造りに励んできました。
ジュヴレ・シャンベルタンの僅か5ha弱のみ所有する小さなドメーヌです。現当主の父は、ピエール・ダモワで修行した人物で、彼自身も物心ついた時からワイン造りにかかわってきてます。
国道74号線の東側にある、厚みのある表層で造られており、非常に色付きがよく肉厚なワインが生まれます。平均樹齢は40年で、樹齢70年以上のものも含まれています。
除草剤は使用せず、リュット・レゾネ栽培。低温発酵で、ヴィンテージによって変わりますが、新樽平均50%で、樽熟成12ヶ月。
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ノンフィルターで、樽と果実味のバランスのよいワインを造っています。
- Vintage 2007
2007年、日照不足が続いたヴィンテージ
4月の素晴らしい天候で開花は早かったものの、その後の不安定になった気候で開花期間が不規則に長くなり、日照不足で生産者が悩まされます。夏の湿度でカビが発生し、収穫のタイミング、選果が必然的になり、1年を通して生産者の頭を悩ませた年になりました。
ジュヴレ・シャンベルタン / Gevery Chambertin
9つのグラン・クリュを擁する、力強い男性的なワインを生み出すブルゴーニュワインの王様
コート・ド・ニュイ地区で最大の面積を持ち、最も多く9つのグラン・クリュがある代表的な村です。
ニュイ地区でヴォーヌ・ロマネ村と人気を二分する村。芳醇で力強く男性的なワインとして有名です。集落の背後にある背斜谷を境に北部・扇状地・南部に分かれます。
北部にはクロ・サン・ジャックなど代表するプルミエ・クリュが多く、扇状地にはコミュナルが中心、南部には9つの全グラン・クリュが生産されています。
グラン・クリュは標高約260~300mの東向きの斜面に並んでいます。土壌は区画によって異なりますが、グラン・クリュは茶色い土壌に泥土や砂利質の蓄積物で斜面は粘土石灰質。プルミエ・クリュは茶色い石灰質、コミュナルは茶色のカルシウム質と石灰岩の土壌に斜面から崩れ落ちた蓄積物や平野部の赤い泥土に覆われた泥灰岩で、この小石が多い土壌はワインにエレガンスを与え、粘土と貝の化石を多く含む泥灰岩が、ワインにボディを与えてくれます。
ぶどうはピノ・ノワールのみ使用可能で、北に位置するブロション村の一部が含まれます。