ヴァンサン・ドーヴィサ / Vincent Dauvissat
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2025年4つ星生産者。伝統的な樽熟成を受け継ぐ、長熟シャブリの名手。
ドーヴィサ家は16世紀にはぶどう栽培とワインに関する仕事に携わっていました。
ドメーヌとしてスタートしたのは1931年、祖父ロベールからで、父のルネも、ぶどうやテロワール、収穫などワインそのものに重きを置いていました。
現当主ヴァンサンがドメーヌに入ったのは1976年です。
※ドーヴィサの名を共にした、【トリビュー・ドーヴィッサ】
ルネ・エ・ヴァンサン・ドーヴィサの娘婿が、ドーヴィサの指導を受けて4haで同じ醸造スタイル造るドメーヌで、
現在すでに古典的なシャブリとして高いポテンシャルがありますが、ブドウの樹齢が高まってくると更に楽しみなドメーヌです。栽培はリュット・アンテグレ(総合防除農法)。
醸造はシンプルを心がけ、手摘みで収穫したぶどうは房のまま空圧式プレス機へ。発酵にはステンレスタンクと樽を用いて、両方をアッサンブラージュしてから樽だけで熟成させます。
生産者ページはこちら
- Vintage 2023
2023年は、ワイン収穫量好調。過去5年間の平均を上回る見込み。
ブルゴーニュをはじめ、フランス内陸の産地は、比較的好調で、一部カビが発生したものの、過去5年間の平均収穫量を上回る見込み。
ボルドーなどの地中海沿岸は干ばつの影響を受け、厳しい状況のようです。
7月11日に雹の被害が出て、ムルソー、サン・トーバン、ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュを中心でコート・ド・ボーヌ全範囲で被害が出る異常気象。
ボージョレ地区でも被害が出ているようですが、残ったブドウからは濃縮感のあるワインができる期待が出ています。
イランシー / Irancy
レジョナルからコミュナルへ。北の赤ワイン産地
1999年2月26日に独立が認められたA.O.Cイランシーです。
以前はA.O.Cブルゴーニュ・イランシーで、独立したコミュナルになりました。イランシーの畑が広がる丘陵地の斜面は、主にキンメリッジ階の泥灰岩で、茶色の石灰岩が混ざっています。
白ワインが多い中で、ここはピノ・ノワール種主要の赤ワインが産出されます。