ピュリニー・モンラッシェの丘を登り、サン・トーバンの村を抜け西に向かう道沿いの南を向いた急斜面にある区画。
真南を向いている為、十分な日照量を確保出来き、果実味がバランス良く表れています。
粘土質土壌に、白い石灰混じりの土が含まれ、コストパフォーマンスに優れた良質な村名ワイン。
樹齢30年、新樽率10%、8ヶ月樽熟成のシャルドネ。
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ジル・ブートン / Gilles Bouton
フランス国内70%以上。サン・トーバンの小さな生産者。
5代目ジルは、畑やカーヴが遊び場で育った子であり、醸造学校を卒業後にすぐドメーヌに入ります。
10年間、祖父の下で修行し意欲的にドメーヌ経営に参加しています。
フランス国内の顧客やレストランをメインに行っており、日本ではまだまだ認知度が高くない家族経営のドメーヌです。1995年からリュット・レゾネを採用し、よりナチュラルでピュアなワインを造っています。
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- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
サン・トーバン / Saint Aubin
銘醸地に挟まれた、隠れた名産地。
ラッシェ山とシャサーニュ・モンラッシェ村の集落から国道を山間に進んで行き、左手90度カーブするとサン・トーバンの集落が見えてきます。シャサーニュ・モンラッシェ村からひと山越えた裏手にあるイメージです。
クリマは主にラッシェ山の斜面、国道の左側斜面にあり、グラン・クリュのモンラッシェの延長にあり、ガメイ集落まで南東から南西向きにあります。サン・トーバン集落の先にある東から南東向きにある右岸がもう一つのクリマで標高は高いところで450mにもなります。左岸は石灰岩と泥灰岩の層が重なり、右岸は泥灰石灰岩を母岩として表面に粘土質と泥土質が混じっています。
白ワインの生産地に近いが、赤ワインも生産しておりタンニンの引き締まったエレガントなワインを産出します。