1級畑ラ・マルトロワと113号線を挟んだ、よりピュリニー側に近い区画から。
113号線より西は粘土質が多く、赤向きの土壌となるが、この区画はまだ茶色を帯びた石灰岩が混ざる為、厚みのある白ワインが出来ます。
新樽率25%、10-12ヶ月樽熟成。
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ジル・ブートン / Gilles Bouton
フランス国内70%以上。サン・トーバンの小さな生産者。
5代目ジルは、畑やカーヴが遊び場で育った子であり、醸造学校を卒業後にすぐドメーヌに入ります。
10年間、祖父の下で修行し意欲的にドメーヌ経営に参加しています。
フランス国内の顧客やレストランをメインに行っており、日本ではまだまだ認知度が高くない家族経営のドメーヌです。1995年からリュット・レゾネを採用し、よりナチュラルでピュアなワインを造っています。
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- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
シャサーニュ・モンラッシェ / Cassagne Montrachet
白と赤、どちらも産出する銘醸地。
1879年に村名をシャサーニュ・ル・オーからシャサーニュ・モンラッシェ村に改名した村で、白ワインのイメージが強いですが、良質な赤ワインも産出する名産地です。
栽培面積も白ワインが約65%で赤ワインが35%と赤ワインが意外に多く、サントネイ村に抜ける県道113号の斜面下部は赤ワインに、斜面上部は白ワインに向いているなど言われています。ピュリニー・モンラッシェにまたがるグラン・クリュをあわせて3つあります。土壌は石灰岩で形成さえた母岩は、石灰質と粘土質、そして酸化鉄を豊富に含んだ泥土蓄積物で覆われています。
表土に散らばる小石は輻射熱の効果があり、水はけもより土壌になっています。