コシュ・デュリを中心とした2022年ヴィンテージ アリゴテ5本セット内容
コシュ・デュリ / ブルゴーニュ アリゴテ2022年 ×1本
エマニュエル・ルジェ / ブルゴーニュ・アリゴテ2022年 ×1本
アルロー / ブルゴーニュ アリゴテ2022年 ×1本
バロン・ダヴラン / ブルゴーニュ・アリゴテ2022年 ×1本
ヴィニ・ヴィティ・ヴィンチ / ブルゴーニュ・アリゴテ マセラシオン2022年 ×1本
コシュ・デュリ / Coche Dury
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2025年4つ星生産者。言わずと知れたムルソーの神様的トップ・ドメーヌ。
コシュ・デュリの歴史は1920年から始まります。
パリに独自の販売ルートを持っていたが、ムルソーは昔、赤ワインの産地だった為、なかなか売れず、60年代末にアメリカ人がムルソーの白ワインを評価してくれたおかげで何とか起動にのっていきます。
その流れもあり、ネゴシアン業からスタートし自社ラベルのワインが販売されたのは1973年から。
この年に3代目当主になったジャン・フランソワ・コシュがシャルドネの神と言うべき存在のワイナリーを確立させます。ちなみにデュリは3代目の奥様の姓を取って、本人の姓とあわせて「ジャン・フランソワ・コシュ・デュリ」と命名。
2008年から次男のラファエル氏が4代目になり、現在は「コシュ・デュリ」にドメーヌ名を変えています。ノンフィルターで長期熟成型白ワインの代表的なドメーヌ。ラファエルは父ジャン・フランソワの哲学を継承し、畑作業に重点を置いています。
農薬は排除し、自然の生態系を維持、健康な畑作りを中心に栽培を行っています。
畑はすべて鋤で耕し、株一つ一つに適した仕立て方を選択し、ぶどうの状態によって新樽の割合を変えるなどワイン造りはどこまでもきめ細かく行います。摘芽は1株につき5~6芽と厳しく、摘房は実施しません。収穫は手摘み、運搬は牽引車。選定はギュイヨとコルドン。
1株ごと確認し、樹勢の強い株にはコルドンを選択することで、糖度がギュイヨより1.5倍上がり、30%ほど収量を抑える事が出来ます。白ぶどうはしっかり破砕してから圧搾するのが特徴です。発酵は、オーク樽を使用。
熟成樽の新樽比率はヴィンテージにより異なりますが、敢えて低く抑えられており、グラン・クリュで概ね50%、それ以外は25%以下。ワインブレンド後、再び樽に戻して2回目の冬を過ごし、2年目の4月に樽ごとに瓶詰、という初代から受け継ぐ最低18ヶ月の長期熟成が行われてます。
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時代と共によりこだわりと妥協の無い造りが感じられるドメーヌです。エマニュエル・ルジェ / Emmanuel Rouget
アンリ・ジャイエの後継者。至高のワインを造り出す入手困難なドメーヌのひとり。
アンリ・ジェイエ氏を祖父にもつエマニエル・ルジェ氏。後継者として間違いなく一番に名前が上がる生産者です。
偉大な祖父からワイン造りを学び、ジェイエ氏の引退後も実際に畑の管理から醸造まで任され、それを受け継いでいます。畑仕事を重視する昔ながらの生産者ですが、生まれるワインは、非常に繊細で、ピノ・ノワールのアロマと味わいを最大限に引き出してくれます。
まさに芸術品。ブドウ栽培もアンリ・ジェイエ氏の哲学を引き継いで、できるだけ自然に育てます。
ぶどうは100%除梗を行い低温浸漬、2週間以上のアルコール発酵と、20ヶ月の樽熟成を行います。エマニエル・ルジェのワインは、まず香りから味わってほしい。そんなワインです。
生産者ページはこちらアルロー / Arlaud
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年2つ星生産者。モレ・サン・ドニから生まれた、天才醸造家と言われる百年にひとりの逸材。
モレ・サン・ドニ村にあり、父親のエルヴェ・アルロー氏が70年代から元詰をしている老舗ドメーヌ。
1998年に若きシプリアン・アルロー氏が実質的にドメーヌの運営を始めてから頭角を現しました。シプリアン氏はアンリ・グージョや南アフリカ、ニュージーランドで研修しています。
弟のロマンと妹のべルティーユが2004年から加わり、現在15hまで拡大しています。1998年から除草剤をやめ、2004年にはビオロジックに転換、2009年にはビオディナミと移行しています。
妹のベルティーユが3歳から馬に乗っており、馬での耕作を提案。トラクターではわからない土の状態を理解し、土を踏み固めない耕作がよりテロワールを表現できています。
醸造はSO2を極力最小限しか使用しないスタイルを採用している為、ピノ・ノワール種のピュアな果実味をダイレクトに味わうことができます。振動式の選果台で徹底したぶどうの選別を行い、100%除梗と発酵前の低温浸漬、ルモンタージュ。
過度な抽出を避け、格付けやヴィンテージにより新樽を30~60%で樽熟成しています。ジプリアン氏の品質に対するこだわりの一環として、基準に満たないぶどうや樽は全てネゴシアンに売却し、
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必然的に最高水準のものだけが瓶詰される仕組みになっています。
モダン・クラシックと呼べる醸造で、今後の飛躍が楽しみな3兄弟のドメーヌです。バロン・ダヴラン / Baron d'Avelin
ヴォーヌ・ロマネの著名ドメーヌが名前をふせて造るお手頃スペシャル・ワイン。
ヴォーヌ・ロマネ村のネゴシアンですが、高騰するブルゴーニュワインの中で、多くのワインラヴァーに届く価格でワインを提供したいとの思いから、造られたネゴシアンワインです。
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ヴォーヌ・ロマネ村の、広域格付け区画のブドウで造られています。ヴィニ・ヴィティ・ヴィンチ / Vini Viti Vinci
北の大地から南のブルゴーニュまで造る、天性の醸造家ニコラ・ヴォーティエ氏のワイン。
ニコラ・ヴォーティエが「ヴァン・ナチュールの聖地」のひとつ、トロワのワイン・ショップ&バー“Aux Crieurs de Vin”で15年勤務したあと、アヴァロン村で始めたマイクロ・ネゴシアン。
ニコラは、シャンパーニュやシアトル近郊のワイナリー、及びフィリップ・パカレとドメーヌ・サーブルでも栽培醸造経験を積んできました。北ブルゴーニュ各地に点在する、有機栽培またはリュット・レゾネの老農家から購入し、初ヴィンテージは2009年。
セラーには台形の木製開放槽を所有し野生酵母のみで発酵。
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亜硫酸添加は瓶詰め時10mg/Lのみで、補糖も行わいません。
白ワインも多くは小樽発酵と、小樽熟成を経る。
影響を受けた醸造家は、ピエール・オヴェルノワ、マルセル・ラピエールなどなど。
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
ブルゴーニュ・アリゴテ / Bourgogne Aligote
今、生産者が注目している!アリゴテ種のみの広域アペラシオン
ブルゴーニュの白ワインと言えばシャルドネ種ですが、意外と生産量は多く、少なかった2008年でも100万ケース相当のワインができています。
以前は、ほとんどが国内で消費され、アリゴテ種特有のフレッシュさと酸味を楽しむワインでしたが、品質の向上としっかり熟したブドウのおかげで、樽を使い個性あふれるアリゴテが増えています。
ネゴシアンに売っていた生産者もドメーヌとして販売を行うようになり、今注目のワインです。