ムルソー村の12区画のシャルドネをブレンドして造られた1本。
豊かな瑞々しい果実味と凛とした綺麗な酸味が魅力のクラシックな白ワインです。
※インポーター資料より。
マトロ / Matrot
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2026年3つ星生産者。姉妹で引き継いだ100年の名門ドメーヌ。
1914年から続くムルソーのドメーヌで、ジョセフ・マトロ氏が妻の家で所有していた畑でワイン造りをスタートさせたのが始まりです。
1983年から息子ティエリーが3代目として、現在は2人の娘アデルとエルサがドメーヌを引き継いでいます。科学肥料を無使用、収量のコントロールなどは昔のドメーヌのスタイルを変えず、変更した点と言えば、熟成期間を変更し、メインのムルソーに関しては約3ヶ月熟成期間を伸ばしています。
マトロでは白ワインの醸造に関し、果実の風味を保つため、酸素によるワインの変化に細心の注意を払っています。
ブドウを収穫・圧搾後、オーク樽にて発酵を澱と共に行います。ブルゴーニュ・シャルドネは約12ヵ月、村名ムルソーは約15ヵ月、プルミエ・クリュは18~20ヵ月熟成。
ステンレスタンクで3~6ヵ月間置いた後、軽く濾過を行い瓶詰めします。
赤ワインでは、果実感を最も重視しており、除梗率は100%にしています。
マセラシオン・発酵(始めの3~5日間は低温浸漬)の期間は一日おきにルモンタージュを行うことで、発酵を促進させつつ、果房を乾燥から防ぎぐことで果汁をフレッシュに保ちます。名門の名に甘えることなく、さらなる進化を目指し続けています。
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- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
ムルソー / Meursault
コート・ド・ボーヌ最大の白ワインの銘醸地。 存在感のあるロースト・ナッツのような芳醇な香りとなめらかな味わいの白ワイン。
コート・ド・ボーヌ最大の産地であり、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェと合わせて、ブルゴーニュ3大白ワインの銘醸地です。
リッチな白ワインと言えばムルソーです。
コート・ドール全域で現在の基礎を築いたシトー派の出発点はこのムルソー村と言われています。斜面の母岩は泥灰石灰岩か白雲岩で、泥土質と粘土質土壌がその上に重なります。斜面頂上部は石灰岩が硬すぎてぶどうは栽培されていません。
プルミエ・クリュは標高240~265mの中腹が栽培地域で、集落の北側(ヴォルネイ村側)の斜面は南東向き。南側(ピュリニー・モンラッシェ側)の斜面は東向きになります。
最北部では赤ワインもわずか数パーセント生産しています。


