「レ・マラディエール」「オー・ゼシャンジュ」「レ・ザルジリエール」の3つのリュー・ディからのブレンド。
合計で3.5ha。樹齢約60年のヴィエイユ・ヴィーニュ。
収量は42hl/ha。除梗しない(全房発酵)。
コンクリート製タンクでアルコール発酵後、228リットルと350リットルの樽でマロラクティック発酵&14ヶ月間熟成。
新樽率は40%。無清澄・ノンフィルターでビン詰めします。
インポーター情報より
-
モド・ギヨン / Modot Guyon
2022年がファーストヴィンテージ。生まれ変わったNEWドメーヌ。
世代交代を目前にした長男のご不幸によって2004年がラストヴィンテージとなった、シャンボール・ミュジニーの名門「ドメーヌ・モド」。
長女クリステルは当時2歳の息子アドリアン君を抱え、やむなく畑をフェルマージュ賃貸に出しました。
そして20年の歳月が経ち、「ドメーヌ・ド・ラ・ヴージュレー」等での修行を経て気鋭のヴィニュロンに成長したアドリアンが帰還。
時を同じくして畑も続々と返還され、2022年、「ドメーヌ・モド・ギヨン」が誕生。
名門復活の祝砲が鳴らされました。モド家は1820年からぶどう栽培を営んでおり、アドリアンで6代目。
ドメーヌの礎を築いてくれた祖父の代まで、200年近くにわたって畑を完璧に手入れし続けており、またフェルマージュ先もそれを継続してくれたため、樹齢60~80年のヴィエイユ・ヴィーニュが理想的な姿で現存しています。ファーストヴィンテージも2022年。
生産者ページはこちら
輸出は日本が第一号となります。
困難な時を過ごし2世代移り変わっても、18年前の交友関係を尊重してくれた、ヴィニュロンとしても人間としても一流の家族です。
- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
シャンボール・ミュジニー / Chambolle Musigny
コート・ド・ニュイで最も繊細でエレガントな赤ワインの産地。
人口わずか300人あまりの小さな集落の背後に石灰岩が剥き出しになった白く切り立った背斜谷が目立ち、北は男性的、南は女性的など、同じ村の中でワインの味わいにしっかり違いが出る地域でもあります。
栽培地域の標高は250~350m、南北の両端にグラン・クリュが広がるエリアで、プルミエ・クリュは2つのグラン・クリュに挟まえた斜面の中央部、コミュナルは丘陵下部と、丘陵上部の険しい斜面に広がります。土壌は背斜谷で形成された石灰岩の上に、蓄積物として小石や粘土とロームで表土が出来ています。
プルミエ・クリュのグリュアンシェールあたりを境で、北部は粘土質が多く、南部は砂利が多くなります。