所有面積:2ha
平均樹齢:45年肉付きが良く余韻も長い。
テロワール、セパージュから由来するこのワインのキャラクターはサクランボ、イチゴ、草むら(スーボワ)など、果実とスパイスをエレガントに組み合わせたアロマを前面に感じる1本。
モンジャール・ミュニュレ / Mongerd Mugneret
9代に渡ってワイン造りを行う老舗ドメーヌ。
ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネに本拠地をもつドメーヌ。
1941年創立ですが、1620年頃から一族は9代にわたってワイン造りを開始し、コート・ド・ニュイからコート・ド ・ボーヌまで広く畑を所有している老舗ドメーヌです。ぶどう栽培では2003年から一部の畑(ニュイ・サン・ジョルジュ1級ブード、ヴォーヌ・ロマネ1級シュショ、プティ・モン、それに全特級クリマ)でビオロジック農法を始めています。
それ以外の畑はリュット・レゾネですが、これだけ広範囲にわたる畑を農薬に頼らず耕作するのは大変なこと。
グリーン・ハーヴェストを実施し、ヴィラージュは40hl/ha、グラン・クリュは30hl/haに収量を抑えています。
収穫はすべて手摘みで行われています。赤ワインの醸造は、マセラシオンを低温で4~5日行われ、アルコール発酵は30℃で12~15日。
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その後、タンニンが強く出ないように1度だけかつストレスをかけないために空気圧で圧搾を行います。
マロラクティック発酵はオーク樽で2ヶ月間、ライトトーストのものを使用しています。
- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
ヴォーヌ・ロマネ / Vosne Romanne
世界最高峰の赤ワインが生み出される村
ヴォーヌ・ロマネ村とお隣のフラジェ・エシェゾー村を含む、8つのグラン・クリュはいずれも、世界最高峰のピノ・ノワールが生まれる、コート・ド・ニュイの赤ワインを代表する村です。
栽培区域は標高230~340mの斜面と一部集落のある平地に広がっています。
斜面は全体的に真東を向いていますが、村のほぼ中央から西から東に広がるコンクール背斜谷周辺では、北東向き(クロ・パラントゥー)、南東向き(オー・ブリュレ)などもあります。斜面は中腹では緩やかですが、南端部では比較的斜面が多きい場所もあります。
この村の中心には帯土壌は石灰岩が主体で、斜面上部は表面が薄く非常に小石や砂利が多くなります。
下部は石灰岩に泥灰岩層、平坦部では酸化鉄を多く含む粘土質で色も赤っぽく見える土壌です。他の村よりも粘土の含有が多く、リッチな味合いを生み出します。