所有面積:30a
熟成(樽):30~40%新樽
平均樹齢:35年
肉付きが良く余韻も長い。
テロワール、セパージュから由来するこのワインのキャラクターはサクランボ、イチゴ、草むら(スーボワ)など、果実とスパイスをエレガントに組み合わせたアロマを前面に感じる1本。
モンジャール・ミュニュレ / Mongerd Mugneret
9代に渡ってワイン造りを行う老舗ドメーヌ。
ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネに本拠地をもつドメーヌ。
1941年創立ですが、1620年頃から一族は9代にわたってワイン造りを開始し、コート・ド・ニュイからコート・ド ・ボーヌまで広く畑を所有している老舗ドメーヌです。ぶどう栽培では2003年から一部の畑(ニュイ・サン・ジョルジュ1級ブード、ヴォーヌ・ロマネ1級シュショ、プティ・モン、それに全特級クリマ)でビオロジック農法を始めています。
それ以外の畑はリュット・レゾネですが、これだけ広範囲にわたる畑を農薬に頼らず耕作するのは大変なこと。
グリーン・ハーヴェストを実施し、ヴィラージュは40hl/ha、グラン・クリュは30hl/haに収量を抑えています。
収穫はすべて手摘みで行われています。赤ワインの醸造は、マセラシオンを低温で4~5日行われ、アルコール発酵は30℃で12~15日。
生産者ページはこちら
その後、タンニンが強く出ないように1度だけかつストレスをかけないために空気圧で圧搾を行います。
マロラクティック発酵はオーク樽で2ヶ月間、ライトトーストのものを使用しています。
- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
シャンボール・ミュジニー / Chambolle Musigny
コート・ド・ニュイで最も繊細でエレガントな赤ワインの産地。
人口わずか300人あまりの小さな集落の背後に石灰岩が剥き出しになった白く切り立った背斜谷が目立ち、北は男性的、南は女性的など、同じ村の中でワインの味わいにしっかり違いが出る地域でもあります。
栽培地域の標高は250~350m、南北の両端にグラン・クリュが広がるエリアで、プルミエ・クリュは2つのグラン・クリュに挟まえた斜面の中央部、コミュナルは丘陵下部と、丘陵上部の険しい斜面に広がります。土壌は背斜谷で形成された石灰岩の上に、蓄積物として小石や粘土とロームで表土が出来ています。
プルミエ・クリュのグリュアンシェールあたりを境で、北部は粘土質が多く、南部は砂利が多くなります。